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Channel: 釣太郎が行くっ!南紀和歌山
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【工作員】ウキ作り:3【補足です】

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へな です。

オモリについての補足など・・・

 

オモリについてはおおまかに、市販のものをそのまま使うか

加工(溶かして型に流し込む)です。

市販のものは見かけるもので数種類あります。

真鍮でウキ用として売ってるもの、俵型の鉛、丸玉・・・

私が使ってるのはこのタイプ。入手しやすいうえに

重さも数種あり穴の径も使用するサイズに合ってるので楽です。

板オモリを軸に巻いて作る方法もありますが、いろいろ面倒です(汗

 

前回の記事で「オモリを削る」と書いてたのは形状の調節や

削り出した後で浮力確認し「沈むウキ」になってた場合の浮力調整。

ちょっと重いくらいなら、鉛であれば彫刻刀でも簡単に削れますので

00ウキを0程度にとか、0ウキを余浮力ありにするとか

BウキにG5程度余裕を残す・・・といった誤魔化しもできます。

(まあ、塗料の分の余裕はみておいた方がいいです)

 

たとえば・・・

刃が深く入ったり角度がズレて木部を削りすぎた場合にも

こんな風に手直しは可能なので慌てない慌てない〜

市販のものは先が丸っこいのでオモリの仕込み方や削り方によっては

ウキの形状に合わないと「ひとつ手間が要ります」というお話。

 

で、鉛を溶かして・・・という方法ですが、以前やってました。

余った鉛がたくさんあるとか、入手ルートあるとかならいいですね。

(昔、病院のレントゲン室の解体でゴニョゴニョとか・・・汗)

安価な反面、健康上安全上の問題といった不都合もあります。

有毒ガスが生じるため溶解時の蒸気は吸わないようにとか

火の元の心配や、溶かすための道具の用意や、手順が増えるなど

デメリット(私には重要です)もあるので今は市販モノです。

敢えてお勧めはしないのでその辺の判断はご自分で。

 

方法は・・・木材に芯の穴とオモリの穴をあけ、芯を通した状態から

鉛を溶かして流し込み、冷ます、といった作業ですね。

(この場合も穴の形状次第で削り出す工程が必要になると思います)

 

鉛を溶かすためにコンロとバーナーを使います。

容器には鋳物かステンレスのもの(アルミはダメ)を使います。

(コップなり鍋なり使用する容器に予め注ぎ口を作っておきます)

あと、古いものや多く溶かす場合には不純物が多く出る事もあり

多い時にはアク取りのような作業が必要になる場合もあります。

 

一例ですが・・・鉛の入ったステンレスのコップをカセットコンロに乗せ

更に上からバーナーで炙って溶かし、コップを長いペンチで持って

コップの注ぎ口辺りにバーナーの火を当てながら流し込みます。

冷めるとうまく流し込めないので注意が必要です。

 

※重ねて書きますが、換気やマスクの用意をすることと

火の元、火傷などの怪我をしないよう細心の注意をしてください。

 

私の知人には、練成陣を描いて等価交換がどうとか言いながら

両手を合わせてボン!とやってる(らしい)人もいますねー

ぜひご教示賜りたいものです。騙されたつもりで(笑)

 

オモリだけを製作するために型枠で作る方法もあります。

形状に拘るならこの方法ですね。更に手順増えますが(汗

 

木に必要な形状の穴を開けて流し込むのが手っ取り早いですが

冷まして取り出すのが面倒。張り付いたり食い込んだりしますんで

シリコンスプレーを予め塗布しておくなど工夫が必要になります。

(耐熱シリコンで作るのもいいですがこのためだけに買うには高価かな)

 

有名な松田ウキは内蔵されたオモリの形状にも拘りがありますね。

本格的にやるならそういった事も勉強してみるといいかと思います。

私はそこまでは・・・です(汗

 


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